プロフィール

外村哲也(そとむら てつや)

生 年 月 日    :   1984109日生

出   身   地    :   東京都 世田谷区

身         長    :      165cm

体         重    :      55kg

外村マーク

外村哲也アイデンティティマーク

トランポリン競技の上昇するイメージと、外村哲也の常に上を目指す向上心や姿勢を表現したマークです。
また、マーク全体のシルエットはトランポリン選手が演技に入る直前の予備動作を連想させます。
マークの構造

線の長さのバランスは黄金比(1:1.6)をベースに構成されています。
また、マークは五つの輪によって構成されています。
世界最大のスポーツの祭典を経験し、より上を目指す外村哲也のアイデンティティーを表現します。

競技経歴

1984

体操競技のオリンピックメダリスト

外村康二のもとに生まれた。

物心ついたときから

体操を習い基礎を身に付ける。

この頃から夢はオリンピック。

1994

トランポリンに競技転向。

それまで体操の練習の一環として行っていた

トランポリンの魅力にのめり込み

転向を決意。

1996

世界年齢別大会(ジュニア)

初出場、銀メダル獲得。

2003

世界選手権大会(シニア)、初出場。

(オリンピック選考レース初参戦)

2005

世界選手権大会

日本史上初、全種目メダル獲得。

2007

世界選手権大会、初優勝。

2008

オリンピック北京大会オリンピック内定のブログ

初出場、4位入賞。

 

以降引退まで

日本代表として国際大会に出場。

2020

630日、現役引退。

国際大会記録

出場年数

18年間 (20032020年)

出場回数

64回 (22ヶ国)

メダル獲得数

36個 (金メダル14

           銀メダル11

           銅メダル11個)

オリンピック

挑戦回数

5回 (アテネ、北京、ロンドン

         リオ、東京)

外村哲也の競技人生史上

最多トリフィス最高難度18.3


2020年時点で
世界で誰もしていなかった

2種類の3回宙返り1回半捻りを

1つの構成に入れることに成功。

(フルイン バラニー アウト トリフィス

 ルディ アウト トリフィス)


また2019年の全日本選手権では

第一自由、第二自由と合わせて

合計8本のトリフィスを入れることに成功。

トランポリン競技との出会い

物心ついた頃からオリンピックを夢見て体操競技をしていた。

練習場にはトランポリンがあり、いつも遊んでいた。

6才頃、専門のクラブがあると聞いて訪ねたことが、トランポリン競技との出会いだった。

今まで見たことがない、ものすごい宙返りを目の当たりにした。

「僕の知っているトランポリンとはまったく違う! 競技と言うのはこんなにすごいんだ!!」

そして体験もさせてもらい、なんとコーチの補助付きで宙返りをさせてくれた。

「なんだこの感覚は!感じたことがない楽しさがある!!!」

競技に出会い、このように思ったことを、僕は今でもはっきりと覚えている。

 3~4年ほど体操とトランポリン両方を練習しながら

10歳の時に「“トランポリン”で世界一になる!!!!!」と決意した。

僕はいくつかの夢を実現してきた。

オリンピックに出場できたこと。

様々な国際大会で優勝できたこと。

成績ではなく、自分の納得のできる演技が試合で発揮できたこと。

自分の武器としていた3回宙返りを詰め込んだ演技構成が完成したこと。

 

しかし叶わなかった夢もたくさんある。

数え上げたらきりがない。

大きな夢ほど、大きなものを懸けて挑んできた分、その反動が大きい。

 

それでも僕は夢に挑み続けてきてよかったと思っている。

数は少なくとも、夢や目標を達成した喜びは、辛い気持ちを吹き飛ばしてくれた。

夢の反動に対処する力を、手に入れるためのモチベーションも与えてくれた。

夢を叶えることを思えば、その茨の道の途中も楽しんで歩んでいくことができる。

もちろん、それでも夢を目指す上で大変なことは多い。

いくら成長しても試練は何度も訪れる。

 

ただ僕はどれだけ大きな試練と対峙してもうまく対応できるしなやかなメンタルを手に入れた。

もう何が起きても大丈夫。

トランポリン競技を引退して

2020年、新型コロナ拡大の影響で東京オリンピックは延期。

それが辛くなかったと言えば、うそになる。

たくさんのことを考えた。

そして決断した。


僕は幸せな引退を迎えられた。

30年の長い期間、トランポリンと本気で向き合ってきた。

その間「もっと頑張ればよかった」と後悔する場面は1つもないと言い切れる。

失敗はたくさん経験したが、そのすべてに全力で挑戦し

そのすべての失敗を成長、成功に繋げてきた。

引退した今、僕のすべてを出し切ったと思える競技人生になった。

だから僕は幸せな引退ができたと感じることができる。

今後の活動について

幸せな引退ができた理由はもう一つあると思っている。

僕はこれからの人生にも夢を持っているからだ。


僕がここまで成長し幸せな競技人生を送れたのは僕を支えてくれた多くの方がいたからこそ。

今まで応援していただいた方に、今度は僕がお返ししたい。

僕のこれまでの経験を活かして、その人の夢が叶うお手伝いをしたい。

また世界中にトランポリンを広めて、世界中の人々に幸せになってもらいたい。


今後の僕の活動はすべてこの夢に繋がっている。

新たな夢を叶えるために、今後も楽しんで成長していきたい。

ブログ


〇現役選手時代 2006~2020年
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